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こんにちは。Interior工房Kazbia(カズビア)のKAZUYAです(^^)
現役サラリーマンをしながら木工職人を趣味でやっています(^^)/
そんな私が、はじめは何もわからなかったなりに、頑張って家具を作成するまでの経験を私の実体験をもとにご紹介していきたいと思います。
「0からの経験」シリーズで、初めてでも超簡単に家具を作成するポイントを何回かに分けてお伝えしていきます。
今回は以下の5項目でお伝えしていきますよっ。少しでもお役に立てたら嬉しいです(^^)
1、材料を準備する
前回の講座では材料選びのポイントをお伝えしましたが、木材を購入したら使用するサイズへカットする必要があります。
前回の講座【0からの経験/作成編2】家具作成する際の失敗しない材料購入のポイント【私の実体験から】
ご自身でカットする場合は、工具を使用します。工具の使用には十分に注意しましょうね。
カットに使用する工具は、ノコギリまたは電動工具の丸ノコです。使用方法につきましては、次回お伝えいたします(^^)
それでは組み立てをしてみましょう!
2、準備した材料を組み立てる
ここでは、材料組み立ての際のポイントをお伝えします。
1、ビス穴にあらかじめ印を付ける
木材を固定する際にはビスが必要になります。
いきなりビスを打つと、材からビスがはみ出たり、失敗につながることも多いです。
必ず印を付けてからビスを打ってくださいね。
ちなみに印を付ける際は、必ず鉛筆を使いましょう!
なぜ鉛筆を使うのかですが、シャープペンシルですと芯が折れやすかったり、木材に傷をつけてしまうこともありますし、マジックなどでは、間違ったときに消すことが容易にできないからです。
鉛筆ですと簡単に消しゴムで消すこともでき、材に傷をつけにくいのが理由です。
2、下穴を開ける
木材に印を付けたからといって、すぐにビスを使うことはオススメしません。
印を付けたら、今度は下穴を開けましょう。
木材にビスを打つ際には、手動ドライバーまたは電動ドライバーを使用しますが、下穴を開けないと印から少しずれてしまう場合や、ビスが曲がって入り材からはみ出たりもします。
それと、私も経験がありますが、ビスを打つ際に力が入り電動工具からビスが外れて自分の手にガンッ!なんてことも・・・
ケガ防止が一番かもしれませんね。
下穴を開けるときは、錐(キリ)やインパクト(電動)ドライバーに装着する工具を使用しましょう。工具を紹介したページも参考にしてみて下さい(^^)
3、木材と木材の接続部に木工用ボンドを使用する
下穴の印も付け、下穴を開けたら、ビスを打つ前に接続部にボンドを塗りましょう!
ボンドを使うメリット、デメリットもありますので、必ず使う必要はありません。
主なメリットは、やはり強度です。ビスで固定しますが、ボンドでも固定されますので、強度が圧倒的に増します。
反対にデメリットについては、例えば完成後に一旦分解しないといけない(外さなければいけない)ことがあった場合、簡単には分解することができなくなってしまいます。
逆に、それだけ強度が増すということです。
以上を踏まえて判断しましょう。
4、理想のビスの長さについて
1~3を行って初めてビスの登場です(^^)
ここでは、ビスの理想の長さについてお伝えします。
理想のビスの長さは、打ち込む材の厚さの2倍が最低必要になります。
例えば厚さ18mmの材に打ち込む場合は36mm以上の長さ、厚さ38mmの材に打ち込む場合は72mm以上となります。
しかし例外もあります。
打ち込む板の厚さAが18mmで、打ち込まれる板の厚さBが18mmの場合は、36mm丁度のビスを打ち込むと少し飛び出てしまうこともあります。
こういった場合は、A+Bの厚さを考慮して飛び出ないサイズにしましょう。
3、ヤスリ掛けをする
組み立てた家具は一度ヤスリ掛けをしましょう。
ここでヤスリ掛けをする理由は、ササクレやバリなどを落とし、ケガを防止する為です。また、塗装の乗りを良くする為でもあります。
「紙ヤスリ」または「サンドペーパー」とも呼びます。サンドペーパーには、たくさんの種類があります。
それぞれ番号が振られており、数字の小さいペーパー程表面が粗くなり、数字が大きくなるとより表面が細かくなります。
私の経験上ですが、ササクレやバリなどを取り除く場合は、100~200くらいがベストかと思います。
塗装前に全体的に掛ける場合は300~400を使っております。
前回の講座でお伝えした材料で「SPF材」をご紹介しましたが、SPF材は元々表面がツルツルしているので、ヤスリ掛けすると逆に傷が付きザラザラしてしまいます。
材料によっては掛けない方が良い場合もあります。
4、塗装をする
組み立て、ヤスリ掛けを終えたら、塗装をしましょう。
塗装をする理由は、
1⃣塗る色によってデザインを変えることができ、見栄えもよくなるからです。
・例えばウォルナットとホワイトを使うとカントリー風になったり、
・チークとブラックまたはネイビーを組み合わせてインダストリアル風になったりと、カラーでデザインも変わります。
2⃣耐久性が上がります。
木材は、作ったときから既に劣化していきます。その劣化を塗料で表面に膜をつくってあげることで抑えることができます。
塗料には油性塗料と水性塗料があります。一般的なそれぞれの特徴を見ていきましょう。
油性塗料のメリット
- 塗膜をつくるので仕上がりが綺麗
- 浸透性が高い
- 作業効率が上がる
油性塗料のデメリット
- 臭いが強い(人体にも悪影響)
- 薄める際やハケを洗う際にも専用の薄め液が必要
- 誤って飛び散った汚れは簡単に落とせない
水性塗料のメリット
- 臭いが少ないので不快感が無い(人体への影響も少ない)
- ハケ等も水で洗い流せる
- 希釈する際も家庭の水で出来る
水性塗料のデメリット
- 低気温・高湿度の場合、乾燥に時間がかかる
- 浸透性に劣る
- 艶出し効果は無い
私の場合は油性塗料は屋外用、水性塗料は室内用と分けて使用しております。
家具など主に室内で使用するものについては、水性塗料をオススメ致しますが、上記特徴を参考に判断してみて下さい。
参考
ちなみに、2の組み立てと、4の塗装は順番は逆でも大丈夫です(^^)/
5、写真を撮る
完成して満足しては勿体ないです!
せっかくなので、出品も出来るように写真を撮りましょうね(^^)/
家具を販売する際のポイント、写真を撮るポイントは、家具販売講座でご説明していますので、是非ご覧下さい♪
いかがでしたでしょうか。是非参考にしてみて下さいね。少しでもお役に立てたなら嬉しいです(^^)
次回は、実際に工具を使用してみたいと思います。使い方もご説明致しますのでお楽しみに♪
interior工房kazbia
秋田から全国へ。現役サラリーマンが家具を製作・販売しています。
私もはじめ何もわからなかった家具作りや販売ノウハウついて、私の今に至る実体験をもとにたくさんお伝えしていきます。
少しでも皆様のお役に立つことができたら嬉しいです。
プロフィールも是非ご覧ください(^^)
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